対人関係療法

7月 30, 2016

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対人関係療法

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薬物療法と併用

うつ病治療に有効な方法とされているのが対人関係療法であり、治療効果は実証されています。
これはうつ病だけではなくて摂食障害やPTSDなどの治療にも用いられています。
基本的に短期間限定の治療法となっており、治療後も効果が継続することが知られています。

これは対人関係を克服するための治療法ではなくて、他者との関係に変化を起こすことによって自尊心を高めていく治療となります。
自分の気持ちをよく振り返ってみて、それを言葉にして他者に伝えられるようになります。
また、自分の力で周囲の状況に変化を起こすように働きかけることにも取り組んでいきます。

これらによって対人関係スキルは高まっていき、自分自身に自信を持てるようになり、うつ病の症状が軽くなるのです。
うつ病においては特に対人関係療法は有効とされており、薬物療法と併用されることが多いです。
対人関係というのは人間の健康に大きく影響するものであり、特に自尊心は重要なのです。

自尊心に問題を抱えてしまうと、気持ちが憂鬱になってしまい、最終的には自殺衝動まで起きてしまうでしょう。
自分は生きていても良い存在なのだと自覚できるようになるのが対人関係療法の効果です。
うつ病でとても苦しんでいる方が対人関係療法によって健康を取り戻したというケースはたくさんあります。

対人関係療法の方法とは

対人関係療法はとても専門性の高い治療のため、日本の病院の中でも実施しているところは少ないです。
事前にその病院に対人関係療法の専門家がいるかどうかを確認しておくべきでしょう。
基本的には専門家とのコミュニケーションが中心となり、いろいろな話をすることになります。

短期間のプログラムが用意されており、徐々に対人関係の問題を解決できるようになるでしょう。
自分と親しい他者との現在の関係に注目して、そこからどのような感情が沸き起こるのかを考えます。
そこを手がかりとして、現在の状況に変化を起こすことによって、自己肯定感を高めていく手法となります。

カウンセリングの際には自分の内面を見つめなおすことになり、その助けを専門家がしてくれるのです。
特別に気構える必要はなくて、いわれた通りにゆっくりといろいろなことを考えていけば良いです。
定期的に病院へ通うことになり、短期間のうちでも驚くべき変化が現れるでしょう。

物事の見方や考え方が変わることが多く、人間関係について前向きで明るい考え方ができるようになるでしょう。
本人の人間関係のチェックをしたり、会話の内容をチェックするなで、その人の他者との関わり方がどんどん明らかとなっていきます。
最初は抵抗を感じる方も多いのですが、しだいに自分の気持ちをさらけ出すようになり、客観視できるようになるのです。